乾電池王です。そろそろ気候も穏やかになり、日照時間も含めて前回テストした状況に近づいてきました。
ソニーの新しい電池はコマーシャルが始まってます。ソニーだけじゃなく、春は乾電池メーカーの新製品の出荷時期。懸案だった東芝アルカリ1、コジマの4本88円電池の真の実力も測りたい。
そろそろ春のテストをやりたいなー、なんてむずむずしてます。
でもその前に!基本に戻って乾電池を長く使うためのテクニックをまとめときましょう。
みなさんからいただいたアドバイスや自分の経験をもとにご紹介したいと思います。
これらを押さえれば、あなたも立派な乾電池王。
売れてる店で買う
いくら安売りと言っても、推奨使用期限が近いものや、直射日光を受ける屋外で販売しているものは自然放電による劣化がすすみやすく、いくらパナ金でも性能は落ちます。よく、物の入れ替えが速いからコーヒー豆は売れてる店で買え、と言いますが、乾電池も同じです。屋内の、売れてる店で、使用期限をチェックするのが購入前のポイント。
使わない時は冷蔵庫で保存する
知っている人には釈迦に念仏かも知れませんが、乾電池を効率よく使うための教訓は「使わない時は冷やす、使う時は温める」です。温度が10C低くなると、性能が半分になるという話もあります。買い置きの電池は、冷蔵庫に保存しましょう。気を付けなくてはならないのが、置き場所。扉の近くだと開け閉めが頻繁で、温度差が出てきます。そうすると、結露してサビてしまいます。奥の方にしまっておきましょう。
ハンドパワーを使う
上の教訓を逆に使うために役立てるのが温めワザ。デジカメ撮影中、予備のバッテリーを持たずに慌てたことや、予備すら切れそうになった経験がけっこうあります。そんな時は電池を取り出し、握って温めるのです。まさにハンドパワー。これで意外と有効です。アングルや露出、距離を事前に決めておくのは当然のお約束。夏はあまり役にたたないと思いますが。
紙をはさむ
温度が高いほど放電が進む、ということは、冬の寒さと同様、夏の熱さも意外な強敵。保存分は冷蔵庫に置くからいいとして、セットしている電池の放電をできるだけ遅くする努力が必要です。かといって本体から出しておくと、ばらけたり、他のと混ざってしまう可能性もあります。そこでおすすめするのが間に紙をはさんでセットしておくこと。はさみこむ紙はメモ紙とか付箋紙とか、小さくて薄いものがいいです。これだと、使う時は紙を引き抜くだけで済みます。
しばらく置く
マンガン電池は10分ほど外して再セットすると、ある程度パワーが戻ります。リモコンに入ってる電池では、私はよくやります。アルカリ電池の場合はマンガン電池ほどではないですが、しばらく待つとちょっとは違います。
海外旅行には予備の乾電池を持っていく
乾電池がこんなに流通しているのは日本くらいです。アメリカでは2本で$3.67くらい。まあこれは空港やドラッグストアでの価格なので、安売り情報が基本の乾電池王で比べてはいけないのですが。とにかく、ちょっと重いかもしれませんが、現地で買うことはあまり考えず、使いそうな分は抱えて持っていくことをおすすめします。
98/10/26 Updated by Emiko
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