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ボストン地下鉄の謎

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    写真提供 CHASERさん
    CHASERさんからGreenLineの写真を送っていただきました(左)。CHASERさんのページにはボストン市内やボストン大学周辺の写真もあります(こちらをクリック)。いっけん路面電車ですが、ボストン中心部に入ると地下に潜るんです。
    5/17/04 追加
    右の写真は さりいさんからいただきました。さりいさんのページにはボストン旅行写真が掲載されています(こちらをクリック)。Science Park駅からの撮影です。やってきたのはD線。Newtonの方に行くやつです。
    6/28/04 追加

    写真提供 さりいさん

    6/28/04 写真を追加 Emiko

    大晦日の夜、ボストンは地下鉄がただ

    東京の地下鉄は大晦日に終夜運転をしますが、ボストンは地下鉄がただになりました。超寒い一日でしたが無理して街中に繰り出すと、寒さもなんのその、すごくにぎやか。公園には1998の文字やオズの魔法使いなどの氷の彫刻、露店で売ってるのはプラスチックの細長いラッパ、1998をかたどっためがね(99の○がめがねになる)など。教会や図書館では無料のコンサートなどのイベント。題してFirst Night 98。時間的には最初の夜だけど、ちょっと不思議。だってこっちのイベントでの時間の考え方って夜のうちは「25時」とかいう表記だし、「New years eveの24時」ってったらお正月の0時。その定義をあてはめると、最初の夜は1月1日の夕方以降じゃないか、なんて言いたくなります。
    1/5/98 Emiko

    ボストン地下鉄ファンに朗報!

    先週、ボストンの地下鉄、Tの主要駅の1つであるPark Street駅の一角に、売店ができました。何を売っているかというと、Tの路線図を描いたトレーナー、シャツ、マグカップ、キャップなど。特に赤、青、緑、オレンジの地にTのロゴ(といっても○の中にTの字だけ)が中央に印刷された、これがホントのTシャツには地下鉄ファンの方なら垂涎の一品になることは請け合い・・・ません。
    1/5/98 Emiko

    ボストン地下鉄の謎


    ボストン地下鉄とは

     
    ボストンの地下鉄を知らない、ほとんどの人のためにちょっとだけ説明。Bostonの地下鉄はアメリカ最古。開通年はサンフランシスコと同じですが月で勝ってます。市街から東北に向かって走るBlue Line、南北を通るOrange Line、同じく南北だけど中心街を走り抜けるGreen Line、西北〜東南の路線で3つの大学を通るRed Lineの4本から成ります。85cでトークンを買い(現在は$1)、改札で投入する、ほぼ均一料金方式(一部違う)。ホームの暗さはニューヨークやシカゴと同じくらいだけど、Green Lineの「地下にちょっとトンネル掘って、電車通してみました〜」という古さは他にはちょっとない。
    さて、さっそく謎に迫ってみましょう。

    これがトークン。写真提供chaserさん。


    謎1:奇妙な共通点

    なぜ東京がコンセプトのホームページにボストンを持ってくるか?実はボストンの地下鉄には東京の地下鉄との共通点がいくつかあるんです。

    • 東京が日本の地下鉄発祥の地。ボストンはアメリカ地下鉄発祥の地(NYより古い)。
    • 色で簡単に区別できるところ。・・まあ、大概そうだけどね。
    • 都電が地下に迷いこんだようなGreen Lineは、カラーリングが都電と同じ上が白色で下が緑。
    • 郊外で地上に上がるBlue Lineは志村3丁目で上がる三田線と同じ。
    • 途中で2又に分かれるRed Lineは丸の内線のよう。川を渡る際に地上に一瞬出るところなんかはお茶の水の駅と同じ。
    こじつけもはなはだしい、とか、都電は地下鉄か、と怒られては困りますが、妙に込み入った事情を感じさせるところは、日本の地下鉄の歴史と通じるものがありそうです。東京の地下鉄にこんなに似ているボストンの地下鉄、見逃す訳にはいきません。


    謎2:電源に二股をかけるBlue Line

    ボストンのLogan空港に一番近い地下鉄駅はAirport駅、泊まったホテルに一番近いのもAirport駅。たまたまこの駅で乗り降りできた私は幸せ者です。 Blue Lineは市街から海を越え、Airport駅で地上にあがります。この線にはボストン地下鉄最大の謎が隠されていたのです。地下を走っている時は線路の脇にあるもう1本の線路で電気を送る第3軌条方式なのに、Airport駅につくとでパンタグラフがにゅっとでてきて、そのまま何ごともなかったかのように走り去って行きます。乗客にとっては何ごともないかもしれませんが、なぜこんなこみいった方式に?Green LineやRed Lineも郊外で外に出ますが、パンタグラフか第三軌条かはっきりしています。写真は両方ともBlue Line。下から電気をとる装置(シュー)と、上から電気をとるパンタグラフの2つがあるのがわかります。


    謎3:なぜGreen Lineだけ車体が違う?

    4本ある地下鉄線のうち、3本は基本的な形は同じです。カマボコ形というか、車幅がとても広く、座席は側面が向かい合っているだけ。でもGreen Lineだけは路面電車がそのまま地下を走っているようなデザイン。車幅は狭く、座席も側面あり、対面ありとごちゃごちゃです。プラットフォームも低く、車椅子でもそのまま乗れる他の路線と違い乗降口にステップがあるので、車椅子では大変です。

    東京がキーワードのこのサイトにボストンの地下鉄をあえて取り上げたのは、随所に歴史というかいろんな事情が潜んでいそうだから。調査の結果がわかったらまた報告していきたいと思います。これだけ謎があっても、まだこのページがあることに納得できない?・・・・もしかして私がただの地下鉄好きになってきているのでしょうか。



    ボストン地下鉄の謎についてさらに興味のある方、ボストンの地下鉄について情報持ってるぞという方、「そうだ、お前はただの地下鉄好きだ。自分もそうだ」、と思う方はemiko@emiko.comまでメールをください。