パルマンティエはもともと18世紀ごろフランスにジャガイモを広めた人の名前。
よほどジャガイモが好きだったんだろうなあ、と思ったらそれだけでもないらしい。
飢饉で苦しむ人たちに、栄養があって保存もきくジャガイモを食わせようという
ことでドイツで栽培されていたのを取り込んだそうだ。ここら辺の詳しいエピソードは
「食事のエスプリ」に詳しいので、興味のある方はそちらを参照されたい。
北の方で広まったというのはそういうことらしい。プロバンス料理で
有名なジャガイモ料理って思い浮かばないし。
Parmentierとつく料理で有名なのは、hachis parmentier。ひき肉とマッシュポテトの
重ね焼きのこと。
参考資料:ロベール仏和大辞典, 小学館
食事のエスプリ フランス料理の本 4 野菜、卵料理, 辻静雄, 講談社